12:55発若桜行き普通列車に乗車。
若桜鉄道終点若桜駅へと向かいます。
列車は隼駅から八東川に沿うように、のどかな田園地帯の中を東へと進んでゆきます。


安部駅。
映画『男はつらいよ』のロケ地になった駅だそうです。


八東駅。
旧貨物ホームには除雪車と無蓋緩急車ワフ35000形35597号が展示されています。

八東~徳丸間の車窓。

徳丸駅。

丹比駅。

ホームから貨物秤が見えました。
14:58終点若桜駅に到着。

駅名標。
若桜駅は1面1線の構造で、若桜鉄道若桜線の終着駅です。

駅舎正面。
若桜鉄道の駅舎はこのような木造駅舎が多く残されています。

切符売り場。

切符売り場向かい側にあるラウンジ(待合室)

待合室内部。
落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとくつろげそうです。


タブレットと貨物秤。
一通り駅舎内を見学後、構内を見学します。
若桜駅構内の8つの施設は国の登録有形文化財になっています。
若桜駅 登録有形文化財
★若桜駅本屋及びプラットホーム
★若桜駅物置及び灯屋
★若桜駅旧転轍手箱番所(東西)
★若桜駅諸車庫
★若桜駅機関車転車台
★若桜駅給水塔
★若桜駅流雪溝
構内は300円の入場券を買えば入れますが、構外からでも見学できそうだったので、買わずに外から見ることにします。

ディーゼル機関車DD16形7号と蒸気機関車C12形167号の並び。
奥に黄緑色をした給水塔が見えます。

蒸気機関車C12形167号。
このC12は動態保存されていて、展示・体験運転も行っていますが現在は運転を中止しています。
一時期ピンク色になっていたようですが、現在は元の塗装に戻っています。

ディーゼル機関車DD16形7号
こちらも動態保存されています。
2012年に京都の鉄道総合技術研究所から譲渡されました。

転車台。
上路式の転車台で、人力で動かして機関車を方向転換させます。

転車台奥の木造車庫。
※いずれもホームより撮影。

ホーム脇の洗浄線にはWT3300形隼ラッピング車両が休憩中でした。
綺麗に洗車中のところを見ると、今日は動かないようです。
車庫の更に奥に12系客車が止まっているのが見えたので、駅を出て近くで見られる場所まで向かいます。

転車台遠景。

若桜駅諸車庫。
保線用の機材がありました。

12系客車とモーターカー。

12系客車スロフ12-6号。

12系客車オロ12-9号。

12系客車スロフ12-3号。
※いずれも敷地外より撮影。
保存されている客車3両はどれも外装の痛みがひどく、今は走行ができないようです。
何とか走行できるようになれば良いのですが、今の状態だとこのまま朽ち果てるのを待っているかのような状態でした。
敷地外からは登録有形文化財は物置と転車台、給水塔しか見られませんでしたが、貴重な建物を見ることが出来ました。
構内の施設を見学後、若狭の街へと向かいます。
その4に続きます。
12系客車懐かしい~
JR九州のハチロクもついに引退が発表になり、お隣のSLやまぐち号のデゴイチも調子が良くないようで、この所SLの故障や引退の話題が多くて寂しいですね。
いっその事SLを新造して、『2代目ハチロク』としてデビュー…なんて事が実現すれば嬉しいのですが、まず無いでしょうね。