そこで、新たな方法で集電板を再作成します。
今回はΦ0.3㎜洋白線を使って作成してみます。

使い道の無くなっていた自作集電シューを画像のようにU字型に曲げ直し、7㎜長にカットして既存の集電板に半田付けしました。

台車に取り付け、高さを調整して完成。
前回のリン青銅板と違い、U字型に曲げた洋白線なので高さ調整はやりやすいです。
万一低くても、1㎜程度なら長く伸ばせます。

事前にレールをしっかりと清掃して、はやぶさ6両目スハネフ14単独で試運転。

レール清掃の効果があったのか、若干チラつきはあったものの点灯してくれました。
問題の核心は集電装置ではなく、レール自体にあったのかもしれません。
残りの車両を集電スプリングに戻して、富士・はやぶさ12両で再度テスト。

はやぶさの2両目と富士の4、5両目が若干点灯状態が悪いです。

最後の悪あがきで、集電スプリングを集電板に半田付けしてみました。
半田付けした集電板をはやぶさの2両目に取り付けました。
続いて富士の4,5両目オハネ15を改造します。

洋白線を曲げ、4つ半田付けしました。

高さを調整して、4、5両目オハネ15に取り付け。

出来上がった2両をレイアウト上で点灯確認。
止まっているときは良いのですが、走行中は果たしてどうか?
それでは運転の様子です。
一部チラつく車両がありますが、これが限界でした。
完全にちらつきを抑えるのは無理なようです。
とはいえ、何とかものになる程度にまで改善出来ました。
お付き合い、ありがとうございました。
集電強化にここまで時間がかかるとは思いませんでしたが、とりあえずは合格です。
集電強化の必要な車両もまだまだ残っていますが、そろそろレイアウト作成に取り掛からないといつまでたっても完成しないので、集電強化は一旦中断したいと思います。