延伸線機関区シーナリー作成 その43です。
機関区セクションの完成が近づいてきましたが、だるまさんの隣にまだスペースが余っています。
今回はここに廃屋を建てます。
ざっと測って80㎜×40㎜ほどのスペースでした。
そこそこ大きな廃屋が建てられそうです。
廃屋ベースを80㎜×40㎜、建物本体を74㎜×34㎜×高さ47㎜サイズに決めました。
早速作成します。
今回は設計図無し、頭の中で想像しながらフルスクラッチで作成してみます。
モデルは豊後森機関庫ミュージアムにあった倉庫をベースにします。
早速作成開始。
まず、厚紙にカッターで木目模様を彫り込みます。
続いて40㎜にカットした1㎜檜角棒を5本用意し、両面テープで止めて先程の厚紙を約2.5㎜幅にカットし、ボンドで貼り付けていきます。
今回は廃屋なので、幅はかなりアバウトです。
途中で窓になる角棒を追加します。
片面が完成しました。
同じ要領でもう片方も完成しました。
こちらは左端に引き戸を追加しています。
続いて妻側を作成します。
妻側、平側の面が完成しました。
片方の妻側には両面開きの引き戸を追加しています。
組立に入る前に、各パーツを塗装します。
板張りをXF-20ミディアムグレイにXF-52フラットアースを少量加えたカラー、窓枠と片開きの引き戸をXF-52フラットアース:1+XF-64レッドブラウン:2、妻側引き戸をXF-9ハルレッドで塗装しました。
妻面上部はホワイトサーフェイサーを塗装後、予め彫り込んでおいたルーバーをXF-52フラットアース:1+XF-64レッドブラウン:2で塗装しました。
壁は所々カッターで穴を開け、廃屋っぽく仕上げています。
板張り壁内側の土壁を作成します。
厚紙をタミヤテクスチャーペイントライトサンドとダークアースを適当に混ぜた土色で塗り、裏側に貼り付けました。
もう少し朽ちた感じにしたかったので、穴を多めに開けています。
最後に窓ガラスになる透明アクリル板を内側から貼って完成です。
朽ちた感じを出す為、窓ガラスは窓の半分ほどにして一部の窓ガラスにはカッターで傷をつけています。
これで壁パーツが完成しました。
今回はここまでです。
お付き合い、ありがとうございました。
冒頭の画像の廃屋くらいまで更に朽ちた感じにされるのかなぁ
蔦が絡むと途端に廃屋って感じが高くなりそうですがジオラマ関連で再現できそうな素材ってありますか?
フルスクラッチの建物は何度か作成しましたが、背黒は初めての試みなので読んでいるHAL様のブログを参考にしました。
蔦の表現はKATOのプランツシートの他にもHAL様が使用済みのタバコのフィルターをほぐして蔦にする方法があったので、この方法も使えそうです。